オルソケラトロジーのきっかけとなった出来事
●オルソケラトロジーのきっかけとなった出来事
オルソケラトロジー用のコンタクトレンズではなくて、一般の視力矯正コンタクトレンズが開発された時期をご存じでしょうか?
なんと、1940年代だそうです。
ずいぶんと歴史がありますね。
ただ、実際に広く普及し始めたのは、1950年代だそうです。
この頃にコンタクトレンズを使っていた人たちには、ある問題が生じていました。
それは、ハードコンタクトの方ですが、使った後にメガネなどを使用するとかすみ目になるということです。
その原因は、角膜が平坦に変形してしまって、屈折率が変わってしまったことが原因でした。
では、なぜカーブを持つ角膜の表面が平坦になってしまったのか?
それは、当時のハードコンタクトのカーブが、角膜よりもフラットだったからなのです。
これは、わざとそのように作っていたのか、それとも当時の技術の問題かどうかはわかりません。
ただ、結果として本来の角膜の形が長時間ハードコンタクトを使用することで変形することが分かったわけです。
これがオルソケラトロジーという技術が登場するきっかけとなった訳です。
従来のハードコンタクトのように結果的に平坦になったのではなく、オルソケラトロジーは視力の矯正を可能なぐらいに屈折させることを目指しました。
理論的に、可能なことは当時のハードコンタクトレンズの性能が奇しくも示してくれていた訳です。
問題は、その精度だけだった訳ですが、角膜は元にもどりますからトライアンドエラーが可能だったことは言うまでもありません。
レーシックは、一度角膜を削ってしまったら元には戻せませんから失敗が許されません。
それに対して、オルソケラトロジーは何度でも失敗が効きますから開発は気楽だったかもしれませんね。