視力回復のオルソケラトロジー
●視力回復のオルソケラトロジー
視力回復のオルソケラトロジー(Orthokeratology)とは、矯正用のコンタクトレンズを用いて、弾力のある角膜を一時的に凹カーブに変形させ視力回復を行う治療です。
これは、角膜に弾力があることを利用した治療方法です。
そのため、角膜の弾力性の高い子供に特に適します。
使い方としては、寝ている間にこのコンタクトレンズで角膜の形を矯正し、昼間はレンズを外して裸眼で過ごすというものです。
就寝時に装着したコンタクトレンズには角膜表面に凹カーブを描くような形になっており、起床する頃にはカーブが完成している訳です。
仕組みとしては、レーシック手術が角膜をレーザーで削って、凹カーブを生成し、光りの屈折率を変えるのと全く同じです。
ただ、あくまで一時的な変形ですので毎晩コンタクトレンズを装着して寝る必要があります。
最大のメリットは、角膜を削らないでも視力が矯正できることです。
コンタクトの使用をやめれば角膜は元の状態に戻ります。
この視力回復の治療方法は、アメリカでは何十年もの実績がありますが、日本ではレーシックが先行しています。
これは、眼科医の都合の問題であってどちらが技術的に優位という話ではないでしょう。
この治療法は、もともとハードコンタクトレンズを外した患者がメガネをかけるとかすみ目を感じることからヒントを得たそうです。
昔のハードコンタクトは、トップの部分が平坦であったため、角膜が変形してそのような見え方を一時的にしていたのです。
そこで、これを光りが屈折するぐらいに変形させるとどうなるのかというコンセプトで始まったのがオルソケラトロジーという視力回復の治療法なのです。