レーシックよりオルソケラトロジーにこだわる理由

●レーシックよりオルソケラトロジーにこだわる理由

今の日本では、レーシックの方が扱っている眼科は多いし、手術料金も安いし、視力が回復するまでの期間も短いのです。

それでもレーシックよりもオルソケラトロジーにこだわる人たちの理由は何なのでしょうか?

言うまでもなく、自らの角膜を削ってしまうことに対する不安です。

二度と元に戻らないのですからやはり気になります。

もちろん、元に戻ってしまうと近視も戻るので、二度と戻らないことに対しては問題ないという考えもあります。

ただ、それ以外で元に戻らないと眼の問題として何か発生する可能性に危惧を抱くわけです。

レーシック手術が始まってまだ、年数が浅いため若い頃にレーシック手術を受けてそのまま老人になって老衰でなくなった方はいません。

つまり、長期間においてレーシックをした人の経過観察というのは現在進行中なのです。

ある意味では、オルソケラトロジーでなくレーシックをすると人体実験の対象になるとも言えます。

もちろん、オルソケラトロジーにも同様な未知の部分があることは確かですが、決定的な違いが削ってしまわないことに対する安心感です。

眼は、均等な球形をしていてすべての外壁に対して均等に眼圧がかかっているはずです。

そして、角膜を削ることでこの均等な眼圧に変化が起きるとどうなるのでしょうか?

それが、じわじわ長期間にわたって続くとどうなるのでしょうか?

こういった不安を持つ人は、視力回復の方法としてオルソケラトロジーにこだわっているわけです。

オルソケラトロジーの利点を使った視力回復

●オルソケラトロジーの利点を使った視力回復

日本では、レーシックの方が圧倒的に視力回復の方法としては有名になってしまいました。

ただ、アメリカではオルソケラトロジーはとても有力な視力回復の方法です。

双方に利点と欠点がありますが、オルソケラトロジーの最大の利点は元に戻せる点です。

その利点を使って裸眼の視力回復を自然にする方法があります。

短期間に劇的には戻りませんが、1Dぐらいなら十分に可能性があります。

その方法は、ごく弱めにオルソケラトロジーのコンタクトレンズを作るのです。

運転免許に必要な両目で0.7ぐらいです。

その視力で日常生活をして、目を酷使しないで視力回復にいい習慣を続けているとなまっていた視力が戻ってきます。

いい習慣というのは、目を酷使しないのはもちろんですが、目に良い食事をしたり、随時暖めたり、あるいはツボを刺激したりするのです。

一般的な、視力回復用のコンタクトやメガネというのは、片眼で1.5ぐらいまでの矯正をしますがこれを視力を悪化させる原因です。

毛様体筋を使わなくても遠くが見える状態を作ってしまっているわけですからこれでは視力が回復するはずがありません。

オルソケラトロジーは数年に1度コンタクトを作り直す必要があるので、そのタイミングで恐らく視力は向上しているはずです。

そうすれば更に弱い矯正度数でコンタクトを作ればいいのです。

そのようにすれば視力の悪化はまずしませんし、少しですが視力もよくなります。

これは角膜を削ってしまって元に戻せないレーシックでは絶対にできない芸当です。

オルソケラトロジーの後継のコルネアプラスティは風前の灯火

●オルソケラトロジーの後継のコルネアプラスティは風前の灯火

あまりにも夢のような視力回復の方法であるため期待の大きいオルソケラトロジーの後継のコルネアプラスティですが一体いつ実用化されるのでしょうか?

コルネアプラスティーは、レーシックの元に戻せない、またオルソケラトロジーの強度近視への不対応、また毎晩装着が必要、といったデメリットがありません。

また、レーシックの半永久的な視力回復、オルソケラトロジーの元に戻せるというメリットを持っています。

アメリカで開発中で、今にも実現可能という期待も大きい資料回復の方法ですが現実にはうまくいっていないようです。

10年ほど前までは、順調に開発が進んでいいたようでしたが、現段階では進行が止まっているそうなのです。

恐らく安全性やコスト面で壁にぶつかっていると考えられます。

アメリカは比較的こういった新医療については認可が下りやすい国なので、アメリカでここまで止まっていると実用化は風前の灯火かもしれません。

どんなに早く日本で利用できるようになったとしても、10年以上はかかりそうですから視力回復を望む方は別の方法を模索するのが現実的かもしれません。

オルソケラトロジーを選ぼうとしている人の最大の関心事は、元に戻せる視力回復方法ということです。

どうしてもレーシックがいやな場合は、オルソケラトロジーで日常生活に支障がないレベルまで視力回復して、車の運転の際には補助でメガネをかけるという方法もありますね。

視力回復のオルソケラトロジーのリスクはハードレンズと同じ

●視力回復のオルソケラトロジーのリスクはハードレンズと同じ


視力回復
のオルソケラトロジーのリスクはどういったものがあるのでしょうか?

あくまでレーシックや角膜内レンズなどの外科手術と比べるとリスクは非常に低く思えるのですが、実はそんなに手放しで安全ともいえません。

基本的には、ハードコンタクトレンズの装用によって起きる問題が起きると思っていいようです。

その問題が、実は小さくないということです。

視力回復のオルソケラトロジーのリスクはハードコンタクトレンズと同じなので、巨大乳頭結膜炎や角膜血管新生になることが、その大きなリスクになります。

聞きなれない病名ですが、具体的にはどんな病気なのでしょうか?

巨大乳頭結膜炎は、結膜、つまりまぶたの裏側の炎症です。

原因は、ほぼ不衛生なコンタクトレンズの使用によるもので、まぶたの裏にブツブツができるためコンタクトがずれやすくなったり、ゴロゴロ感がです。

この症状になってしまうと、治すためにはコンタクトレンズの使用をやめる必要があります。

ハードコンタクトレンズなどの場合は、メガネに切り替えるなどの方法が取れますが、視力回復のオルソケラトロジーをやっている場合は大変です。

就寝時のコンタクトレンズの使用をやめてしまっては、角膜が元に戻ってしまうからです。

治療には、レンズの使用をやめて目薬を使った治療で数ヶ月もかかるそうです。

角膜血管新生は、本来血管のない角膜に対して周りから血管ができてくるものです。

これは、酸素透過性の悪いコンタクトレンズを使っているがゆえに角膜が酸欠を起こしてしまうことが原因です。

人間の体は、この角膜の酸欠を補うために血管を新設してしまうのです。

ただ、この血管はあまり眼にはよくなく、最悪の場合は失明などの異常事態にまで発展するため治療が必要です。

早めに、コンタクトレンズの使用をやめたり、酸素透過性の高いレンズを使用することで改善し、血管はなくなるそうです。

自覚症状もなく、眼科医で調べてもらわないと診断できないという意味でも恐い病気です。

もちろん、角膜血管新生になった場合も、オルソケラトロジーの使用は中断しなければなりません。

ただ、一般的にはオルソケラトロジーのコンタクトレンズは、高度に酸素透過性が高いため角膜が酸素不足になることはあまりないそうです。

重要なのは、オルソケラトロジー以外でもコンタクトレンズを使用している場合は、定期的に眼の検診をする必要があるということです。

オルソケラトロジーの進化型「コルネアプラスティ」

●オルソケラトロジーの進化型「コルネアプラスティ」

オルソケラトロジーの欠点は、強度の近視の場合にその視力回復のための矯正力が対応しきれないことです。

つまり、オルソケラトロジーは、中度程度の近視ぐらいまでにしか使えない方法というレッテルがはられつつありました。

現実的には、工夫などでなんとかなるようですが、個人差などもありうまくいかないケースもあるようです。

オルソケラトロジーで視力回復をしようという人は、やはりレーシックに対する恐怖があると思われます。

つまり、角膜を削ってしまうことに対する抵抗です。

そのため、矯正力が弱くてもどうしてもオルソケラトロジーを使いたいという要望があるわけです。

そのニーズに応えたのが、コルネアプラスティとも言えます。

コルネアプラスティは、プレスされた角膜が元に戻ろうとする力を抑える手法です。

つまり、プレスされて変形した角膜を半永久的のそのままの形に保存する技術です。

具体的には、酵素の力で角膜を固定してしまうということです。

ただ、ここで大きな疑問が生じます。

固定されてしまったら、元に戻したい時はどうなるのか?

そもそも、オルソケラトロジーの利点はいつでも元に戻せる点ではなかったのかということです。

ところが、コルネアプラスティは、これらの不安にも対応してくれます。

つまり、いつでも元に戻せるそうなのです。

逆に言うと、矯正の失敗、つまり過矯正や矯正足らずにも対応できるということです。

しかも、一度矯正してしまえば、毎晩のようにレンズを付けて寝る必要もないのです。

視力回復のオルソケラトロジーがうまくいかないケース

●視力回復のオルソケラトロジーがうまくいかないケース

オルソケラトロジーが上手くいかないケースとしては、普段ハードコンタクトをしていなかった人が該当する場合があります。

これは、ハードレンズの異物感に慣れていないため、角膜の変形どころの騒ぎではなく我慢ができないということです。

オルソケラトロジーは、寝ている間ずっとハードコンタクトをしている訳ですから、起きて眼を開けている時に痛いようではとても眠れないということです。

普通のハードコンタクトレンズも個人差があって慣れるまでに時間が掛かる人とそうでない人がいます。

なれない人はいつまでたっても慣れないので、ソフトにするかメガネにして諦めるケースがあるぐらいです。

これ以外には、オルソケラトロジーのお客様の声を見ていると、昼間ぐらいには視力が戻ってくるという場合も多いようです。

角膜の変形への対応力が高いという意味では体としてはすばらしい機能です。

ただ、角膜を変形させて視力を回復させようと目論んでいる人にとっては機能してくれると困るわけです。

視力回復がうまくいかなかった人たちが共通して言っていることは、とてもこれでは視力が回復するようには思えないという意見です。

つまり、とても心もとないということです。

このあたりの問題も、オルソケラトロジーが流行らずに、視力回復の方法としてレーシックに流れている理由かもしれません。

また、小さな問題としては一般のハードコンタクトレンズとは異なり、大きいサイズのレンズであるため外すのが難しいようです。

慣れてしまえばなんともないのでしょうが、最初の頃は朝の忙しい時間帯には困った事になりますね。